OSの再起動と同時に、Webサーバーソフトなども同時に自動起動する設定で、
これが出来ないと、例えばサーバーの知識がない客からクレームを受けたりする。
WindowsではスタートアップやソフトでGUIで簡単に設定できるが、
サーバー向けOSであるLinuxはコマンド入力などのCUIな操作で設定する面倒がある。
これはLinuxの種類によって設定方法も異なるので、客に使用するOSを提案する前に、
自動設定とサーバーソフトと時間自動取得と自動保存の設定は、知っておいた方が良い。
WindowsのGUIな設定よりも、CUIなテキスト書類になっていると、自動バックアップ
などがしやすい。CUIの設定が難しいと言っても、最初に覚えてしまえば、後は放置
なので簡単だ。Linuxは他のOSと違い頑丈なので、サーバーの長期運用に向いている。
そしてLinuxは難しいと多くの人は思っているので、そのように参入障壁が高いと、
希少価値になるので、儲かる可能性も高くなる。
●Linuxで自動起動設定するにはツール「sysv-rc-conf」を使う
Linuxのデスクトップ画面の左下のMenu→コントロールセンターで、
自動起動するアプリというGUIツールもあるが、そこには後でインストールした、
ApacheやMySQLや、他にも表示されないアプリがsysv-rc-confでは設定できる。
従来な「chkconfig」はRedhat系のコマンドで、Ubuntu(Debian)系だと
最近な「sのnaysv-rc-conf」というコマンドとなる。世の中では最近では、
UbuntuLinuxの利用者が多いので、以下はsysv-rc-confでの説明になる。
①sysv-rc-confをインストールする
sysv-rc-confが最初からインストールされていない場合があるので、
端末でコマンド 「sysv-rc-conf --Version」と打ち、インストール
されてなかったら、管理者コマンド「sudo apt-get install sysv-rc-conf」で、
sysv-rc-confをインストールする。
②インストールが完了したかをバージョン表示のコマンドで確認する
コマンド「sysv-rc-conf --Version」を打つと、bin(アプリ)の
格納ディレクトリのパスとバージョン名?が表示される。
/usr/sbin/sysv-rc-conf 0.99
sysv-rc-conf という書類を右クリックしてプロパティを見ると、
Perlスクリプトとあり、テキストエディタで開いてみると、一行目に
#!/usr/bin/perl -w
とあったので、PerlのCGI書類だろうか?
このようにサーバー運営をするなら、ソースの中身まで見ていった方が安全だ。
バックグランドでラン(走る)するデーモン(守護神というサービス)が多すぎると、
メモリー不足になるので、余分なデーモンはインストールしない方が安全だ。
③端末でGUI的にランレベルをコマンド「sysv-rc-conf」で設定する
以下の管理者コマンドを打ち、管理者パスワードを入力する
sudo sysv-rc-conf
「SysV Runlevel Config」(ランレベル設定)というツールが表示されたら、
[X]で - を押し自動起動を解除したり、[空白]で + を押し自動起動ONにし。
コマンド「q」(終了)を打つことで、設定を有効にする。
※しかし設定する前に、初期設定などをメモするために、
スクリーンショットの[Alt]+[PrtSc]を押し画像書類で
保存しておくと安全だ。文字のコピペは出来ないようだ。
④GUIな③のツールだMySQLなどが表示されないので別のコマンドを打つ
リストで見る「sysv-rc-conf --list」を打つと表示されない、
PostgreSQLやMySQLなども表示される。
MySQL自動起動や解除するコマンドは以下である。
sysv-rc-conf mysql on
sysv-rc-conf mysql off
上記の設定をしリストを見るコマンド「sysv-rc-conf --list」
を打つと、自動起動になっていると以下が出る。
GUIの設定ツールで自動起動の設定しようとしても、
最初は分からないので設定する前に、まずはリストを見て、
コピペやスクショで保存しておいた方が安全だろう。
その画像書類などが客に納品する取り扱い説明書に
なるかもしれない。
sysv-rc-conf --listというコマンドを打つと以下の一覧表が出る
apache2 | 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off |
mysql | 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off |
postgresql | 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off |
ランレベル と「説明」
0「システム停止」 1「シングルユーザモード」
2「マルチユーザーモード」 3「マルチユーザーモード」
4「マルチユーザーモード」 5「マルチユーザーモード」
6「システム再起動」
多くのユーザーが使うソフトは、sysv-rc-conf mysql on などのコマンドを打つと、
2から5までがon(で自動起動)になるようになっているのか?
◎現実的に覚えておいた方が良いのはWebサーバーのコマンドだけである
自動起動設定をする必要性があるのは、業務用のサーバーである。
儲かる業務サーバーの知識を得るには、研究用の個人PCで様々な
失敗も把握した方が良いので、まずは個人PCで試した方が良かろう。
例えばSQL系のサーバーソフトは約5GBなどと容量が重たく、
それをダウンロードするには長時間かかるので、その時だけは
Webサーバーを停止しないと過剰なアクセス数でダウンロードが
失敗する危険もあるので、以下のコマンドで停止をする。
Apache2というWebサーバーソフトを停止や起動や再起動するコマンド
・停止コマンド
sudo service apache2 stop
・起動コマンド
sudo service apache2 start
上記の設定で自動起動ON設定になっていれば、
コマンドを打たなくてもOSの再起動で自動起動する。
システム管理者が社外などにいる時に、Webサーバーが停止している場合は、
Telenetサービスが稼働していたら、このコマンドを使えば起動できる事もある。
・再起動コマンド
sudo service apache2 restart
WebサイトでPHPやPythonなどを動作させる設定をした後に、
OSを再起動しなくても上記のApacheの起動コマンドで有効になる。
Apacheのバージョンが1だとコマンドはたしかhttpdだった気がする。
1台のPCにApache2を複数共存というのは、まずは研究用の個人PCで
やって見た方が安全そうだ。
とりあえずシステムを多くの客に提案する仕事である、Webサーバー運営で
覚えていた方が良いコマンドは、Apacheを自動起動するコマンドであろう。
Apache2というWebサーバーソフトの自動起動設定
sudo update-rc.d apache2 defaults
※アパッチ2をGUIなツールでインストールした直後のデフォルト(初期)状態だと、
自動起動ONの状態になっている。
自動起動設定を削除する設定
sudo update-rc.d -f apache2 remove
ともかく最初は個人用のPCで、1つのOSに複数のプログラミング開発ソフトやSDKや、
SQLなどを共存してみて、コスパが良いが安全な方法を探してみても良いだろう。
現在Webサービス提供業者というのは、競合が多数いるので、軽率そうに見えるが、
「WebサービスでPHPもPythonもPerlもJavaもRubyも、MySQLもPostgerSQLも、
WordpressもブログもCMSなども多数が使えます」などとしないと儲からない。
更にWebデザイナーに簡単にWebフォームから、サイトデザインの依頼できるなど、
多角化している。また企画を考えるのも面倒なので、プランナーも求められる。
技術だけでなく、全自動が求められる時代になってきているのだ。
以上
令和2年皇紀2680年 [西暦2020年] 8月23日(日)
著者:城神YU

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